これは。
ほくろ戦隊ダイブツダー!」シリーズの続編に当たるSSです。
おそらく第一話だけでも先にお読みになってからの方が、
意味が分かりやすいかと思います。
単独でも読める、かなぁ。はい。

ほくろ戦隊ダイブツダー!
〜ストップ・ザ・ウォッチ!






 神奈川の空の下を歩きながら、ジャッカル桑原は、そっと溜息をついた。
 夕方と呼ぶにはまだ早い、放課後の始まったばかりの時間帯。
 くっきりと木立が陰を落とす鮮やかな日差し。
「……はぁ。」
 俺はもうダメかもしれない。
 この愛する神奈川の大地で生きてゆく資格がないのかもしれない。
 自分自身が情けなくて不甲斐なくて、涙があふれそうになる。
 なんで俺は。
 なんで俺は。
 クラスの女子に。
「ジャッカルくんって良い人だよね!」
 なんて、言われちゃったんだろう……!!
 悪でなければならない。常に悪さ日本一を目ざし続ける王者立海の一員として、歩んできた自分。それなのに。俺は……。
 せめてそこで。
「うるせぇ!このブス!」
 とでも言い返せばよかったのかもしれないけれども。ジャッカルはついうっかり。
「あ、そ、そうかな?俺、良い人?」
 とか、普通に困ってしまったので。

「……はぁ。」
 第一、今日はまだ、悪いことをしていない。一日一悪という大切な目標を果たしていないのだ。
 その上、クラスの女子に「良い人」とか言われた日には。
 きっと、真田に殴られて、「たるんどる!」と怒られるに違いない。いや、真田はもう怒ってさえもくれないかもしれない。
「……はぁ。」
 もう……俺には神奈川にいる資格はない。神奈川を出よう……。俺は俺と別れるわけにはいかないから。……いつか自信を持って、「悪い人」を名乗れるようになったら、その日また戻ってこよう。その日までサヨナラ神奈川県!
 そう思いながら、ジャッカルは歩き続けた。途中で歩くことにも飽きてきたので、走ってみた。走っていたら楽しくなってしまって、ジャッカルは、全力で多摩川を渡って東京に突入した。



「大変!大変!」
 橘杏が不動峰テニス部の部室に飛び込んできたのは、ジャッカルが東京に突入した日の夕方のこと。不動峰テニス部の部室は世を忍ぶ仮の姿。実際は、そこはほくろ戦隊ダイブツダーの秘密基地である。
「どうしたの?杏ちゃん。」
「聞いて!石田さん!!大変なの!! 今、校門のとこでね!すごい石田さん見ちゃった!」
「え?すごい俺?」
「そう!!石田さん、すごいの!!チョコレート色に染まってたの!」
「え?俺?チョコレート色??」
「……って、わ!わ!オリジナル色の石田さんもいる!!すご〜い!」
「オリジナル色?!」
「色違いだ!すごい!すごい!石田さんって、二色あったんだね!」

 杏が目を輝かせてはしゃぐ。その声の賑やかさが届いたせいだろうか。リアクションが取れない石田と、助け船を出してやるべきか迷う桜井たちの様子を、秘密基地の奥で話し込んでいた菊丸と大石が振り返る。
 今日は別に事件があったわけでもないのだが、定例会議の日だったので、ダイブツダーと後方支援部隊のメンバーが集まっていて。
「ほいほ〜い!久し振り!杏ちゃん!」
 掃除当番だった杏がようやく到着し、10名全員が揃ったのであった。

「そういえば、さっき、校門のトコで、変な色のストップウォッチ、拾ったんだよ。」
 と、菊丸が南の手元を指し示す。
「紫色なの。これ。すごくない?すげぇ趣味だから、跡部のかと思ったんだけど、違うんだって。」
「あーん?俺のじゃねぇよ。だが、こんなセンスの良いやつが他にいたとはな。驚きだぜ。」
「紫色?わ〜。菊丸さん、見せて!見せて!」

 ダイブツダーの秘密基地では、賑やかに東京の平和を守るべく、会議が行われていた。
 そう。
 会議が行われていたのだ。たぶん。



 神奈川を出てもう何キロ走っただろうか。いつの間にか日がかげってきている。夕風が頬を撫でて。ふと、ジャッカルは、何かが足りないコトに気付く。
 ああああ!! ブラジルのお祖母ちゃんにもらった、大事な大事なストップウォッチがない!
 浅草サンバカーニバルに飛び入り参加した日にも、肌身離さず持っていた大事なストップウォッチが!浅草のサンバ仲間たちに、ホットでファイヤーな感じが超最高にハッピーだぜ!と熱く褒めてもらったあの大切なストップウォッチが!!
 どこで落としたんだろう……?!
 ジャッカルは考えた。一生懸命考えた。そして、閃く。
 そうだ。確か、不動峰という学校の校門前で、突然、ファイヤーな気分になって、宙返りをしてみたんだっけ。……そのときだ!きっとそのとき落としたんだ!!

 思い出すなり、ジャッカルは駆けだした。どうか見つかってくれ。と心から願いながら。



 ところ変わって、こちら悪の王者立海のテニスコート。
 部活の開始時間になったにもかかわらず、姿を見せないジャッカルに、副部長真田が苛立ちをあらわにしていた。

「おい!ジャッカルはいたか?!」
 おっとりとノートパソコンを開く柳に、少し早口で問いかける。
 その声に、ゆっくりと顔を上げる柳。
「いない。だが、心配するな。弦一郎。」
「何だ?!蓮二!!悪の部活に遅刻したコトがない、悪の鉄壁時間厳守人ジャッカル桑原が部活に15分も遅刻しているんだぞ!!たまらん!たまらん事態だ!!」
「心配するなと言っているだろう。弦一郎。ジャッカルの居場所はすぐ分かる。この前、ワルサー4号ハッピー☆ヴィレッジ型を作ったときに、ジャッカルのストップウォッチを借りたが、そのときついでにあれに発信器を取り付けておいた。」
 真田は柳の言葉に目を見開いた。
「なんと!たまらん!たまらん用意の良さだな!」
「ふむ。弦一郎。褒めるなら、用意が悪いと褒めてくれ。」
「す、すまん!蓮二!たまらん用意の悪さだ!!たまらん!」

 そして、柳はキーボードを叩く。
 静かに画面を覗き込み、なにやら小首をかしげていたが。

「……これは……まずいことになったな。」
「な、なんだ?!蓮二?!」
 そう。ジャッカルのストップウォッチは不動峰の部室にあるわけで。
「……ジャッカルは……ダイブツダーの秘密基地に囚われているようだ。」
「……なんということだ!!たまらん!!」

 真田の目が怒りの色に染まる。ジャッカルを捕らえ、正義の味方に引き入れようというのか。悪の道を歩み続けるジャッカルを正義に引きずり込もうというのか。なんという正義!!たまらん正義だ!
「許せん……!」
「助けに行こう。ジャッカルのような悪人をみすみす見殺しにはできない。」
「当たり前だ!ジャッカルは決して正義になど染まるような軟弱な男ではないが……たとえ草試合であろうと、それが立海大附属だ!!」
 真田が自信満々に意味不明の台詞を吐くのを聞いて、柳は深く深く頷いた。
 そして、部活の開始を待っている部員達を呼び集め。

「というわけで。今日の部活は勝手にやっておけ。以上だ。」
 と、極めてアバウトな王者の指示を出す。そんな真田の言葉に食らいついたのは切原で。
「な、なんすか?!それは……?!ジャッカル先輩が危険な目に遭っているなら、俺も行くっすよ!!」

 そして。
 真田、柳、そして切原が、ジャッカル救出のために、東京に向かって出撃する。
「お前が役に立つ日が来るとはな。ワルサー5号よ。」
 静かに呟きながら鞄を開く柳。その細められた目は、しっかりと悪の光を秘めていた。



 どこに……どこにあるんだ?俺の大事なストップウォッチは……。
 不動峰に戻ってきたジャッカルは、うろうろと正門の近くを歩き回った。ない。ない。ない。どこに行った?どこに行ったんだ?俺のストップウォッチは……?
 夕陽は遥かに西の空の向こう。あかね色の雲を残して、空は静かに夜を迎えようとしていた。

 そのとき。
「ぴっ。」
 ジャッカルは確かに聞いたと思った。あの最高の音色を。そう、ストップウォッチを止めたときの電子音を。聞き間違えるはずがない。あの音は俺の大切なストップウォッチの音……!
 どこだ?!今の音はどこから聞こえてきた?!
 そして、彼は。
 男子テニス部、と書かれた扉の前で、足を止める。ここだ。ここに俺の大切なストップウォッチがある……!

「わ!すげぇ!樺地!10.04秒だぜ!」
「あーん?惜しいじゃねぇか。樺地。次は10.00秒を目指せ。」
「うす!」
 部室の中から聞こえてくる楽しそうな声。
 勝手に俺のストップウォッチで遊びやがって。ってか、俺だったら、目をつぶってたって10.00秒は余裕だぜ?!と思いながら。
 ジャッカルは扉を開く。
「すみませ〜ん。」
 と恐る恐る声を掛けながら。

「わ!石田さんの色違いの人だ!!」
 一番にジャッカルに気付いたのは杏で。隣にいた兄の袖を引っ張った。
「ほら!お兄ちゃん!石田さんと色違い!」
「……スキンヘッドなところしか、共通点はないと思うんだが……。」

 振り返った橘桔平の顔を見て、正確に言えば桔平の額の黒子を見て、ジャッカルは気付いた。
 ……ここは、ダイブツダーの秘密基地だ……!
 そして、東方が南に目配せをして。桜井も大石に眼差しで尋ね。
 彼が立海の悪の戦士であることを、確認し合って。
「貴様は、ジャッカル……ジャッカル桑原だな……!」
「……ダイブツダーめ……っ!」

 唐突に秘密基地は緊迫した雰囲気に包まれた。
 一触即発である。
 正義の秘密基地に、悪の戦士が紛れ込めば、いつ戦いが始まってもおかしくはない。いや、戦いが始まらないなど、ありえないだろう。

 後方支援部隊を守るために、ほくろ戦士達が、一歩前に歩み出た。
 東京の平和を守る熱い意志を心に秘めて。
 そこへ。
「……ジャッカル桑原。良いところに来たじゃねぇか。あーん?」
 自分の前に立つ桔平を制して、後方支援の跡部が自信満々に口を開く。
 なんで跡部さんって、いつもムダに自信満々なんだろう、と、桜井は冷静に現実逃避をしてみた。

「ここであったが百年目!逃がしはしないぞ。ジャッカル! さぁ、勝負しろ。このストップウォッチでな!」
「何?!」
 勝手に話を進める跡部。好戦的な眼差しに、ジャッカルはキッと眉を上げる。
 勝負だと?!望むところだ。ぶちのめしてやる!ダイブツダーめ!
 そんなジャッカルの表情に、大石は少し困惑気味に眉をひそめたが。
 跡部は全く動じる様子もなく、言葉を紡ぐ。
「10.00秒により近いタイムを出した方が勝ちという勝負だ。どうだ?あーん?怖じ気づいたか?!」
「ふん。俺がそんなコトで怖じ気づくとでも思ったか!!……ちなみに、それは俺が落としたストップウォッチだ!」
 はっとしたように、跡部はストップウォッチに目を落とす。
「そうか、これはお前のか! お前、なかなかセンスのある男だな。」
 跡部の言葉に、ジャッカルは少しだけ、嬉しくなった。今まで「紫のストップウォッチなどたるんどる!」と散々言われていただけに、やっと理解してくれる人に巡り会えた喜びを、ジャッカルは静かに噛みしめた。

 だが。
 よく考えたら、そんな和んでいる場合ではない。

「その勝負、受けて立つ。俺が勝ったら、ストップウォッチを返してもらうのは当然として、そのタオルを……もらうぞ。」
「……俺のタオルっすか?!」
 いきなり指名されて、石田はびっくりした。
 ジャッカルは少しだけ、石田のタオルの巻き方が格好いいなと思っていたので。
 もののついでに、タオルを奪ってやろうと考えていた。
 なんとなくこれって悪いことくさいじゃないか。
 ジャッカルは「ふふん、これで一日一悪も達成だぜ!神奈川に帰れるぜ!」とうきうき胸を弾ませた。

 そして、跡部がすっとストップウォッチを掲げ、重々しく口を開く。
「勝負の覚悟はついたようだな。ジャッカル!」
「おう。受けて立つぜ。」
「負けはしない。……樺地はな!」

 自信満々に、跡部が樺地を振り返ると同時に。

「「「樺地がかよ!!」」」

 南と東方の基本を押さえたハモリ突っ込みが炸裂し。
 全く同時に。
 完璧なタイミングで、ジャッカルの突っ込みも重なって。
 それは見事な突っ込み三重奏のハーモニーを奏でたのであった。

「……なかなかやるな。ジャッカル。」
「お前らもな、地味’s。」
「「地味って言うな!!」

 もしかしたら。
 ダイブツダーのやつらとは、結構、気が合うかもしれない。
 一瞬だけ、ジャッカルはそう思ってしまって、慌ててその考えを打ち消した。
 ダメだ。ダメだ。俺は悪の立海。悪のジャッカル桑原!正義の味方などと友達になどなれるはずがない!なってはいけない!正義の味方と仲良くするなんて、悪いことだ!

 ……悪いこと……?

 ってことは、正義の味方と仲良くした方が、悪のためなのかな?

 ……???

 ジャッカルは難しいコトを考えるのは苦手だったので。
 とりあえず、まずはストップウォッチ勝負で勝ってやろう!と決意する。
「当然、先攻はお前だ。ジャッカル。」
 地を這うような跡部の声が、ジャッカルの耳に届いて、ジャッカルは深く頷いた。



「ここが、不動峰の部室……そしてダイブツダーのヒミツのお部屋か。」
「……たまらん呼び方だな。蓮二。」
「ちゃんとヒミツ☆基地って呼びましょうよ。柳先輩。」

 ひゅうっ!と夜の風が吹いて。
 悪の立海の三人組が、不動峰の部室の扉を開く。
 ぎぎっと、蝶番が軋んだ音を立てた。

「……ジャッカルを返してもらおう。」
 廊下の薄闇に目が慣れてしまった彼らには、部室の煌々と照る蛍光灯の光は強烈すぎて。
 数秒、扉に手を掛けたまま、三人は決めポーズで固まっていたのだが。

 数秒後、やっと光に目が慣れたころ、彼らは驚愕の事実を目にするのである。
「……ジャッカル……!!」
「ジャッカル先輩が……漂白されている……!!」

 そう。そこには。
 タオルを剥奪された石田と。
 頭にタオルを巻いて御機嫌なジャッカルがいて。

「ジャッカル先輩……!! どうして!どうしてそんな……!」
「たまらん!たまらん白さだ!!驚きの白さだ!!」
「というか、顔まで変わっているぞ!」
 叫ぶような彼らの声に、部室の中にいた連中ははっとして振り返った。

 そして。
「……真田。柳。赤也。俺は、こっちなんだけど……。」
 言いにくそうに口を開いたジャッカルに、三人はまた目を見開き、ゆっくりと石田とジャッカルを見比べて。
「……たまらん。」
「……なるほど。」
「……ジャッカル先輩……。」
 納得した。

 しかし、ここは正義の味方、ダイブツダーの秘密基地である。
 悪の立海のメンバーが乱入すれば、もちろん平和な会話など期待できるはずもなく。
 いや。その割りには、さっきまで和やかにストップウォッチネタで盛り上がっていたのではあるが。
 それでも建前上は、平和な会話など許されて良いはずはなく。

「……ここに……何をしに来た?!真田!」
 桔平が低く吠えれば。
「ジャッカルは……返してもらうぞ!」
 真田も深い声で斬り返す。
 たとえ、どんなときでも、仇同士は仇同士。決して重なり合うことのない未来を夢見ている者同士。
 桔平が一歩前に出る。じゃりっと足下の砂塵を踏みしめて。

「……それ以上、一歩でも入ってきてみろ。俺たちは……変身するぞ?」
 かっこいいのかよくないのか、さっぱり分からない桔平の台詞に。
「ふ……それでも構わん。」
 真田が帽子を深くかぶり直す。

「相手がどうあろうと、容赦なく撃破するまでだ。……ジャッカルがな!」
「俺がかよ!」
「「ジャッカルがかよ!!」」

 真田のまっすぐな言葉に。
 ジャッカルと南&東方の三重突っ込みが綺麗に決まる。

「ジャッカル!これを使え!」
 柳が鞄から取りだしたワルサー5号を投げる。
「こ、これは!」
 右手で軽く受け止めて、目を見開くジャッカル。
「新作のガムだ。」
「なぜ俺にガム……?!」
「……おや?しまった。新作のガムは丸井のおやつだったな。」

 うむ、うっかりしていた、と呟きながら、柳は首をかしげ。
「悪かった。ジャッカル。」
「いや、別に構わねぇけど。……新作だったら、早いトコ、ブン太に食わせてやろうぜ?これ。」
「そうだな。」

 真田は力強く頷いて、考えた。
 柳のやつ、こんなところで、まめに一日一悪を達成したな。たまらん!
 と。

「そんなわけで、ブン太にガムやらなきゃいけねぇから、帰るわ。俺。」

 東京の平和を守るために熱い想いを秘めたほくろ戦士達を残し。
 悪の立海のメンバーは、砂塵を巻き上げながら、夜の薄闇に消えていった。

「……夕食の前におやつ食べるなんて……なんて悪い人たちなの!」
 杏の呟く声。
 その声に、一同ははっとする。

「やべ!夕食!夕食!帰るぞ!大石!!」
「あ、うん。帰ろう、英二!じゃあまたな、橘!」
「お、おう。気を付けて帰れよ!」

 ばたばたと少年達は部室を後にする。
 そうだ。今日も東京の平和は守られたのだ……!

 桔平は静かに瞑目する。
 悪の立海に、ついに秘密基地の中にまで侵入されてしまった今。
 どうしたら平和を守ることができるのか。
 どうしたら愛する仲間達の笑顔を守ることができるのか。
 そして。
 桔平は下唇をかみしめて、密かな決意を固める。

 ……とにかく、家帰って飯食おう。難しい話は後だ、後!

 しっかりと鍵を掛けて、桔平と杏は部室を後にする。
 ありがとう!ありがとう!ダイブツダー!!
 明日の東京の平和は、君たちの肩に掛かっている!



<次回予告>

「何しに来たんですかね。あいつら。」
「全くだな。桜井。あいつ、樺地に勝つとはなんてやつだ。」
「これは悪の立海が本格的に動き出したってコトでしょうか。」
「まぁ、紫のストップウォッチを持っている辺り趣味は悪くない。」
「俺ら、本気出さないと、まずいですよね。東京が危ない。」
「しゃべってみると、まぁ、悪いやつじゃなかったがな。」

「……跡部さん、俺の話、聞いてます?」
「あーん?」
「……。」
「あーん??」
「とにかく!邪の六角と悪の立海が、手を組んだら収拾つきませんよね。」
「……だろうな。ただでさえ登場人物が多すぎで長くなるってのにな。」
「いや、そういう話じゃなくてですね。」

次回! 悪が邪で邪が悪で?! お楽しみに!!
東京の平和を守るため!戦え!僕らのダイブツダー!!



続きはこちら。寛大な心でどうぞ。
悪が邪で邪が悪で?!

長い上に下らなくて……うわーん。ごめんなさい!
最後までお付き合い下さってありがとうございました。
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