「うわ!ラッキー!」
 きらきらと表情を輝かせる千石。
「俺も千石なの!!お揃い!お揃い!!よろしくね!」
 「彼」は千石にその両手を握られ、ぶんぶんと振り回すように握手をされて。
「……ああ。よろしく……。」
 困惑したように挨拶を返す。
 昼下がりの風が、カーテンを揺らして吹き抜けていった。

めでたしめでたし。

「って、おい!これで終わりかよ!」










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