「……甘いな。実は俺だってこう見えても千石じゃない。」
 不敵に笑う千石。
「ならば……誰だっていうんだ?」
 動揺した様子もなく問い返す「彼」。
 千石は笑った。
「……俺が南なのだよ。千石くん!」
 昼下がりの風が、カーテンを揺らして吹き抜けていった。

めでたしめでたし。

「って、おい!これで終わりかよ!」










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