「え?じゃあ、南くんも俺のモノ?!」
 小首をかしげる千石。
「……あれ?そうなるのか?」
「じゃあ、南くんのモノは全部俺のモノ?」
「……そうなのか?」
「……そうすると世界は全て俺のモノ?」
「……えっと。」
 千石がきらきらと目を輝かせる。
「すご〜い!俺、すごい!!」
 大はしゃぎする千石の横を。
 昼下がりの風が、カーテンを揺らして吹き抜けていった。

めでたしめでたし。

「って、おい!これで終わりかよ!」










SSページに戻る。