「うずまきと芽……どっちをもらうか……それが問題だ。」
 深刻そうに額にしわを寄せて悩む千石。
「やっぱり……うずまきかなぁ。でも芽も捨てがたい……。」
 いったい、この男は何を悩んでいるのだろう?
 南はのんびりと伸びをしながら、午後の授業に思いを馳せていた。
 昼下がりの風が、カーテンを揺らして吹き抜けてゆく。

めでたしめでたし。

「って、おい!これで終わりかよ!」










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