「でも、実は音もしないんだ!」
「そうかそうか。」
 南はあまり関心がない様子で、鞄からペットボトルを取り出した。
「ねえ、びっくりしないの?」
「まぁ、頼まれたらびっくりしてやっても良いが。」
 千石はむぅっと頬をふくらまして。
 そのまま机に突っ伏した。
 昼下がりの風が、カーテンを揺らして吹き抜けていく。

めでたしめでたし。

「って、おい!これで終わりかよ!」










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