「俺、南くんとならきっと素敵な音が出せると思うよ!」
 瞳をきらめかせる千石に。
「俺は付き合わねぇからな!」
 真顔でつれなく断った。
 そしてぱたりと弁当に蓋をする。
 昼下がりの風が、カーテンを揺らして吹き抜けていった。

めでたしめでたし。

「って、おい!これで終わりかよ!」










SSページに戻る。