「で、俺のお供するお前は犬なの?猿なの?雉なの?」
 南の問いかけに、千石はぱっと目を輝かせ。
「俺は犬でも猿でも雉でもない!桃太郎助け続けて五千年!四人目の戦士千石清純参上!!」
 と謎の決めポーズを取った。
「何じゃそりゃ。」
 脱力したよう南は額を抑え。
「桃太郎がいるんだから、お前が参入するなら五人目だろうが。」
 ツッコミにならないツッコミを入れながら、小さく微笑む。
 昼下がりの風が、カーテンを揺らして吹き抜けていった。

めでたしめでたし。

「って、おい!これで終わりかよ!」










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