「……あほか。お前は。」
 溜息混じりの南の声。
「ジュラ紀ってのは長いんだぞ?ジュラ紀に小学生だったからって、年齢は分からないだろう?」
 真面目にそう解き明かす南に、千石は尊敬の眼差しを向けた。
「そっか!南くん、さすが!頭良い!!」
 昼下がりの風が、カーテンを揺らして吹き抜けていった。

めでたしめでたし。

「って、おい!これで終わりかよ!」










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