「亜久津くん、高校ではまた一緒に部活できると良いね。」
 千石の言葉に、南はふと箸を止める。
「……ああ。そうだな。」
 いろいろ問題があるヤツだったけど……また一緒というのも楽しいだろうな。
 南は小さく微笑んで、お好み焼きの最後の一切れを口の中に放り込む。
 昼下がりの風が、カーテンを揺らして吹き抜けていった。

めでたしめでたし。

「って、おい!これで終わりかよ!」










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