「……お前というヤツは……!」
 南が千石の額を小突く。
「いやん。でこぴんなんてひどい〜。」
「中一に悪戯するようなヤツにひどいなどと言われる理由はない!」
 額を抑えて悶える千石を横目に、南は弁当箱に蓋をする。
 昼下がりの風が、カーテンを揺らして吹き抜けていった。

めでたしめでたし。

「って、おい!これで終わりかよ!」










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