「……そうかそうか。」
 それだけ言うと、南は遠い目をして黙った。
「え〜。もっと突っ込んでよ。南くん!」
「……そのうちな。」
 はぁ、と聞こえよがしの溜息をついて、南は弁当箱に蓋をする。
 昼下がりの風が、カーテンを揺らして吹き抜けていった。

めでたしめでたし。

「って、おい!これで終わりかよ!」










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